心理発達コラム

子どもへの対応について

2021.10.19

不登校・行き渋りの2学期の過ごし方(高学年~中学生編)

小学校でも、中学校でも2学期は、運動会(体育祭)、文化祭、修学旅行などのイベントが多い時期でもあります。
学校に行くきっかけにもなり、事実、再登校ができる場合があります。

しかし、そういうイベントに参加できても、再登校につながったり、クラスの中に入れるようなるとは限りません。

どちらにしても、きっかけにはなりますが、過剰な期待はせずに、日々の人間関係の繋がりを大事にしましょう。

また、そういうイベント時にも、キーになるような人がいるといないとで、お子さんの安心感も違います。
まずは、先生でも、児童生徒でもいいので、関係をとっていきましょう。その関係を起点に、活動範囲も広がっていきます。
また、一人と密なつながりになるのではなく、少しずつ、関係が広がっていくようになればいいですね。

2021.10.16

行き渋りについて(小学校低学年編)

行き渋りについて
小学校低学年で「学校に行きたくない。」と言っている時の対応は、様々な可能性があるので、一概には言えません。なので、断言してしまうことで、他の可能性が見えなくなる危険性があるので、文章だけで表現するのは難しいことをまず書いておきます。なので、何回かにわけて、書いて行きたいと思います。もし、参考になることがあれば、そこだけ参考にしてください。
まず、1年生の最初にそういう状態だった場合。
可能性の一つとして、環境が変わって適応が難しい。

もしくは、過剰に適応してその反動がきているという可能性が考えられます。
これは、何かきっかけがある場合もあれば、ない場合もあります。
学校に聞いても「普段と変わらないですよ」と言われたりします。
本人に聞いても、特にはっきりした原因がなかったり、言う事がコロコロ変わったりします。でも、登校前に家では泣いたり、学校に行きたくなかったりします。保護者としては、毎日見るのは、とてもつらいですよね。
前の日にいくら約束して、前向きなことをいっても、その場になると違います。そうすると逆に保護者のストレスも上がってしまいます。
徐々に幼稚園では大丈夫だったのに、学校の対応が悪いのではないかなど、保護者の方も孤立感が強くなってしまいます。まず、その時は、遅刻してもいいから、保護者の方といっしょに学校にいってみましょう。
学校にも事情を伝え、暖かく迎えてもらうようにしましょう。

周りのお母さんにも協力してもらえそうならしてもらいましょう。すぐには効果がでないかもしれませんが、ゆっくりみんなで関わることが大事です。
あくまでも、一例です。

他の可能性もありますが、

最初に考えておく可能性があると思い書いてみました。
一つの可能性としてよかったら参考にしてみてください。

2021.10.16

中学生の行き渋りについて1

中学生の行き渋りりまたは、不登校傾向について説明し、対応方法について考えていきたいと思います。

まず、中学校の行き渋りは、
いじめの問題
友人関係のつまずき、
学業のつまずき
クラブのつまずき
小学校からの延長
理由ははっきりしないなどがあると思います。

原因は別に書くことにして、行き渋りから不登校へ変わるかどうかは、まずは、初期対応が重要です。

段階としては、
少し学校に行きにくくなっている(が、なんとかいっている)
学校に少し遅刻するようになる。
時折休む。
ふとしたきっかけで行くが、また行かなくなる。
どうしても行かないと行けない行事などにしか行かない。
懇談くらいなら放課後行ける。
まったくいけない。
友達となら会える。
外にもでない。
という感じでしょうか?

もちろん、この通りに進むわけでもなく、エレベーターのように、本人の状態に応じて、上がったり下がったりします。

また、外にもでない状態になって、少し、本人なりの生活が安定すると、外にでたり、友達とも合えたりします。
でも元気そうに見えても、ある段階になると、それ以上の段階に行くには時間がかかります。
この状態になると、じっくりと本人の状態と向き合いながら、待つときは待つ。

そして、進路の問題でどうしても動かないと行けない時に、親子関係がこじれていない状態にしておくことが大切です。

そういう事態にならないためにも、最初の段階の行きずらくなっている時に、保護者が本人と話してみるのも一つの手です。
理由を聞けたらそれは助かりますが、思春期になると話してくれませんし、また、本人もよく分からない場合があります。
何気ない会話からでもいいので話してみましょう。

また、学校とも連携をとって、様子をみてもらうのもいいですね。
この段階で、例え上手くいかなくても、そういう関係が築けていると、後に対応しやすくなります。
一案として参考にしてくださればと思います。

2021.10.16

行き渋りについて(中学生編)2

まずは、前回は、初期対応について書きました。
今回は、友人関係のつまずきについてです。

その前に、インターネットの対策について書きたいと思います。

とくに携帯やスマフォの発達で、大人が理解しきれないネットワークがあります。
上手くいけば、便利な道具ですが、使い方を間違えば、依存心が強くなったり、多額のお金の請求がきたりします。
また、友だち同士でネットのいじめなどもあります。

まずは、携帯自体に使用制限をかけるようにしましょう。詳しくは携帯会社などに相談しましょう。

安易にクレジット番号などは入力したり、教えないようにしましょう。

ゲームのアプリや、SNSといわれる交流サイトなど、次々と新しいものがでてきます。

できれば、保護者の方もそれに対して知識をみにつけておけばいいですが、なかなかついていけないと思います。
逆に、頻繁に保護者が、そういうサービスを利用していると、気軽にお子さんに使用させてしまう可能性があります。

では、どうするか?
ネットを含めて、人と関わるマナーを伝えてあげましょう。
画面の向こう側には、人がいること、何気ない一言が相手を傷つけることがあること。など、当たり前のマナーを伝えましょう。

それから、お子さんと色んな話ができるようにしておきましょう。
その中で、もし、ネットの中で、傷つくようなことがあれば、お子さんの変化が気づきやすくなりますし、会話の中でどんなことが起きるているのか知ることができます。
ネットをしていると、まず、依存的になります。時間を制限していくことや、依存的にそうなりやすいことも伝えておきましょう。
また、ネット上で知らない人とあったりもします。
合わないようにだけ禁止すると、無防備にあったりするので、きちんと話あっておきましょう。
結局は、コミュニケーションをとることが一番ということになるかもしれませんね。

2021.10.16

中学生の行き渋りについて3(友達関係について)

今回は、友人関係のつまづきについてです。

中学生くらいになってくると、大人が、意識しようと思っても、意識できないくらいささいなことでも、今まで、仲が良かった友達と、上手くいかない場合があります。

大人が気が付いた時、お子さんが、そのことを大人に話ができた時は、かなり人間関係がこじれていることが多いです。
人間関係が得意なお子さんなら、他のお子さんとの関係がありますので、一人のお子さんと上手くいかなくなっても大丈夫でしょう。

でも、人間関係の苦手なお子さんにとって、一人の友達とのトラブルは、とても大きな問題です。
毎日、会うのが辛くなったり、一人でいるのが、耐えられなくなります。
大人が間に入って、調整したくても、敏感な時期では難しい問題があります。

まず、周囲の大人ができることは、普通に関わること、特別扱いをしないこと。
何気ない会話をたまにすること。になってきます。

その中で、時間が解決することもあります。
また、教室に入るのが辛ければ、しばらく、別室で過ごすのもいいかもしれません。

大事なのは、それがきっけかけで、日常生活が大幅に崩れることがないようにする必要があります。
日常生活を過ごすことによって、気分が変わることや、次にすすめる場合があります。

もちろん、少し休憩することも必要ですが、その時のお子さんの状態をみながら、学校や、保護者が話し合って、本人の意思を尊重しながら、どうするかきめられたらいいですね。

それが、一山越てから、友達との関係の作り方や、上手くいなかった時の修正する力をみにつけていけるように、話すことができたらいいですね。

2021.10.16

中学生の行き渋りについて4(クラブ関係1)

今回は、クラブ関係です。
クラブは、中学生活にとっては、大事なファクターです。

最近は、クラブ数が減少しているので、選択肢が少なくなってきましたが、もし、お子さんが、自分に合うことのクラブがみつかれば、登校する大きな支えになります。

特に、クラス以外の人間関係ができて、クラスで上手くいかなくても、クラブが支えになります。
また、先輩や友だちから受ける刺激も多く、そこから、自分のことを考えるきっかけや尊敬できる先輩や友だちもできます。
そういう意味では、クラブに入ることは、とても大切なことといえます。

クラブの時間をなくして、勉強にあてたらと思うこともあるかもしれませんが、クラブの時間を減らしても、勉強に向かうとは限りません。
むしろ、どちらもできなくなってしまうことがあります。

そういう意味でもクラブはとても大切なのですが、そのクラブの中でつまずいてしまった場合、学校に登校しずらくなる可能性があります。

2021.10.16

中学生の行き渋りについて4(クラブ関係2)

クラブでのつまづきについては、大きく三つ考えられます。

一つは、真面目すぎて、クラブの成績が上手くでない場合です。
中学生は、成長期とはいえ、いつもいい成績がでるとは限りません。
一生懸命やっているように見えても、ある日、突然、限界点がくるかもしれません。
普段からの何気ない会話の中に、そういう信号がでていないか。
真面目な性格であればあるほど、成績は、ゆっくりでることがあることや、まずクラブを楽しむことが大切であることを伝えていきましょう。

次は、クラブの人間関係です。
これは、クラスの人間関係よりは、分かりにくいところがあるかもしれませんが、もし、そういう雰囲気がわかれば、顧問の先生とよく相談してみましょう。
それでも解決しない場合は、クラブを一時的に離れるなどの処置をとって冷却時期を置くのも一つの手です。

最後は、クラブ事体になじめなかった時です。
この場合、無理にクラブを続けることが悪循環になってしまうことがあります。クラブが続けることができるようになるには、友だちとの関係や、顧問の先生との関係も大事になります。

しかし、それでも、上手くいかない時は、クラブではなく、他の人間関係で学校と繋がれるようにしていきましょう。
クラブは、中学校生活の大きな位置をしめますが、それだけに、上手く付き合うことができたらいいですね。

2020.01.28

質問 子どもが不登校ですが、夏休みはどう過ごしたらいいでしょうか?

 回答

お子さんのそれまでの状況にもよりますが、夏休みになると、
「行かないといけないのに、休んでいる」
状況から、
「休みの期間だから休んでいる」という気持ちになるので、少し気が楽になります。

お子さんによっては、2学期から学校にいくからと約束をしたりしている場合もあるかもしれません。

また、友だちとは普通に遊べるようになっているかもしれません。
そうなると保護者としては、期待してしまいますよね。

でも、行けなくなった状況が様々なので、夏休みが終わるころには元気がなくなるかもしれません。
期待しすぎると、プレッシャーにもなるし、「もう行かなくていいよ」と本人が行くといっているのに、保護者が言い切ってしまうのも問題です。

そのために、保護者としての心構えとしては、言ってくれたらいいけど、無理なら、また、次のチャンスを待ってみようと思ってみるのも大事です。

また、学校と協力できるなら、2学期最初にスムーズに登校できるように、過ごしやすい友だちと近くの座席にする。
教室の端っこの座席にする。何かあったら、保健室にいってもいいなどの協力体制をとれるだけとっておくのもいいでしょう。

夏休みの間に、あまり外にでかけたくないお子さんは、ゲーム依存が過度にならないようにすることと生活のリズムがある程度くずれないようにして、無理に外にでなくても、お子さんが穏やかにすごせるようになることも大事です。

宿題や勉強はできたらいいことだとは思いますので、するように伝えてみることも大事ですが、できないからといって、喧嘩になってしまっては、親子関係が悪化するので、ほどほどにできたらいいと思います。 

2020.01.27

大人時間と子ども時間

大人の生活時間と子どもの生活時間は違います。
特に睡眠時間は、大きく違い、次の日の生活に大きく影響します。特に、就学前後のお子さんにとって、睡眠は、とても大事になります。
食事と同じくらい、成長の糧として大事です。

それは、就学してからも中学生になっても大事ですが、小さいころは、いつ寝るかは、親が見本になります。
どうしても大人時間で生活してしまうと、お子さんも、親御さんといっしょに起きていたかったり、なんだか楽しそうだったりすると、どうしても寝ようとしません。

生活習慣が身に着くまで、寝る時間は、いっしょに寝るなどをしないと「僕が」「私が」寝ても大人は楽しそうなことをしているかもと思うと、寝てくれません。
ゆっくりと時間をかけて、寝る準備をしていきましょう。
工夫は、色々とありますが、お子さんによっては違います。

一つの流れとして、布団に入って、絵本を読んでもらうというようなことがあれば、あ、寝るんだな~とお子さんは思います。また、寝る前、できれば、2時間前くらいからは、ゲームはやめておいた方がいいです。

特に、発達障がいの傾向があるお子さんは、寝ること、起きることが苦手なお子さんがいらっしゃいます。
そういうお子さんほど、意識して、寝る雰囲気を作ることが大事になります。

方法は、試行錯誤するしかないですが、少なくとも、生活習慣が身に着くまで、大人時間よりも、子ども時間を意識することが大事になります。
それでも発達障がいの傾向があるお子さんには、難しい時があります。
その時は、専門家と相談しながら焦らずに対応を考えましょう。
また、周りの人も、睡眠など苦手なことがあることを理解して、あげられたらいいですね。

2020.01.26

言葉にできること、できないこと

お子さんと話をする時に、具体的に話を聞こうとしても、話さない時(または話せない時)があります。
普段の生活は、それで構わないのですが、どうしても聞き出したいことになると、こちらも焦るので、イライラしてしまいます。

その時に、話をしないことに対して、どんどん追いつめても、余計に話をしなくなってしまい、聞く方も、どんどんイライラしてしまいます。そして、最後には、泣いてしまって・・・

そうならないように、普段から何気ない会話も、たくさんしておきましょう。

また、言葉にできないけれども、雰囲気や、表情などで表現しているときに、「どうしたの?」「いつもと違うね」と一言、声をかけておきましょう。
上手く表現できない時は、選択肢をいくつか示してあげるのも一つの手です。

誰だって、いつも自分の気持ちを言語化できるわけではありません。
「いつでも聞くよ」「気にしているよ」というサインを伝えていると何かあった時に、お子さんも、何らかの方法で伝えやすくなるかもしれませんね。

  


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