心理発達コラム
中学生の行き渋りについて1
中学生の行き渋りりまたは、不登校傾向について説明し、対応方法について考えていきたいと思います。
まず、中学校の行き渋りは、
いじめの問題
友人関係のつまずき、
学業のつまずき
クラブのつまずき
小学校からの延長
理由ははっきりしないなどがあると思います。
原因は別に書くことにして、行き渋りから不登校へ変わるかどうかは、まずは、初期対応が重要です。
段階としては、
少し学校に行きにくくなっている(が、なんとかいっている)
学校に少し遅刻するようになる。
時折休む。
ふとしたきっかけで行くが、また行かなくなる。
どうしても行かないと行けない行事などにしか行かない。
懇談くらいなら放課後行ける。
まったくいけない。
友達となら会える。
外にもでない。
という感じでしょうか?
もちろん、この通りに進むわけでもなく、エレベーターのように、本人の状態に応じて、上がったり下がったりします。
また、外にもでない状態になって、少し、本人なりの生活が安定すると、外にでたり、友達とも合えたりします。
でも元気そうに見えても、ある段階になると、それ以上の段階に行くには時間がかかります。
この状態になると、じっくりと本人の状態と向き合いながら、待つときは待つ。
そして、進路の問題でどうしても動かないと行けない時に、親子関係がこじれていない状態にしておくことが大切です。
そういう事態にならないためにも、最初の段階の行きずらくなっている時に、保護者が本人と話してみるのも一つの手です。
理由を聞けたらそれは助かりますが、思春期になると話してくれませんし、また、本人もよく分からない場合があります。
何気ない会話からでもいいので話してみましょう。
また、学校とも連携をとって、様子をみてもらうのもいいですね。
この段階で、例え上手くいかなくても、そういう関係が築けていると、後に対応しやすくなります。
一案として参考にしてくださればと思います。