心理発達コラム

子どもへの対応について

2020.01.25

時間の管理は子も親も同じ

お子さんと接していると、予定通りに行動できていない。
朝、起きて、~してとか、家に戻ってから~する。などを決めても、なかなか、実行できないですよね。

でも、大人は守れているんでしょうか?
~の予定ができたから、今日は~なし。なんてことにはなってないでしょうか?

決めたことを必ずしなければならない。となると、それはそれで、窮屈な生き方になってしまいますが、お子さんにもそれなりの理由があるかもしれません。

また、保護者の方にとって、当たり前の理由で、キャンセルした予定は、お子さんにとっては、とても納得いくものではない時もあります。

特に納得いかないものは、お子さんにとって、不利益になることですよね。
どこかにでかける予定がキャンセルになったりとか。そういう大きな予定は、どうしても仕方ないかもしれませんが、毎日、5分でもいいから、お子さんと関わる。
会話をする。体をいっしょに動かす。
そういう時間を自分の予定の中に少しでも入れることができたらいいですね。

その予定の立て方も、お子さんの予定の立て方と同じで、無理をしないと、できない予定は、長くは続きません。
毎日が無理なら、2日に一度でもいいのでできる範囲でやれたらいいですね。

こういう関わりは、何歳になっても同じです。
お子さんの状況や年齢に合わせて、関わり方の工夫はいると思います。
遊ぶ→話す→メールと変わっていくかもしれません。
そんな関わりを、自分の予定の中に組み込んで、お子さんとの信頼関係がきずけていけたらいいですね。

2020.01.24

何気ない日々の大切さ

夏休みになると、お子さんも色んなところに連れて行って欲しいと思いますし、保護者の方もそうしてあげたいと思います。
でも、あまり小さいお子さんだと、連れて歩くのも大変です。
また、場所によっては、注意することが増えてしまって帰ってくると、クタクタになってしまったりします。

自分が小さいころのアルバムがあれば見てみましょう。
自分がいったことのない記憶の写真があったりしませんか?

そういう意味で、どこかにいったという記憶は残らないんですが、自分が親と関わったり、逆に、怒られたりという記憶は残っていたりします。
お仕事などで忙しくて、あまり関わることができなくても、どこかにいくことも大切ですが、普通に話をしたり、いっしょに過ごしたりすることも、お子さんの成長にとって大切かもしれませんね。

2020.01.23

夏休みの過ごし方

最近、暑くなりましたね。
夏休みが始まって、10日間くらいたつと、最初に、立てていた目標も、だんだん、惰性になってきます。
また、急に暑くなってきました。
急に気温が変わると、体調が変化します。また、冷房の効いた部屋や、冷たいものを飲みすぎたりすると、体調のコントロールも難しくなります。体調のコントロールが難しいとイライラしやすくなります。
なんらかの発達的な困難や心理的に気持ちが不安定な場合、余計に予定通りに行動するのが難しくなります。
一ヶ月は短いようで長いです。体のリズムを整え、予定を見直しながら、本人にあってなおかつ、達成感のある目標を、いっしょに作ることができたらいいですね。

2020.01.22

気圧と感覚過敏と気分の変化

普段は、あまり意識していないかもしれませんが、人は、空気という重さを背負っていきています。
感覚過敏があったり、体調や気分の調子があまりよくないと、気圧の変化が、より、体調や気分に変化を受けます。
一度くらいの変化なら、まだ気にならなくても、何度も大きな台風がくると、影響がでやすくなります。

とくに、発達障害の方や他にも悩みがあるようなお子さんは、より影響がでやすくなります。
大人だと、自分で気が付いて、ちょっと休もうと思ったり、言葉にできますが、お子さんだと、そういうことに気が付かなくてイライラするだけになったりします。

気圧の変化の場合は、台風などがすぎると気分がもどることが多いです。
ここで、余計に刺激を与えると、そのダメージが残ってしまいます。

無理せず、ゆっくりすごしたり、より多めに寝るようにして時間が過ぎるのを待ちましょう。
また、普段の調子に戻ります。  

2020.01.21

不登校の日々の過ごし方(低学年編)

不登校といっても、様々な状態があります。

ですから、一概には言えないですが、低学年の間は、特に、学校に対して、慣れていない場合や環境の変化に戸惑っていたりします。
まずは、少しでも学校に慣れることから始めるのがいいかもしれないですね。

一日、1時間や5分くらいでも学校に行けるようになる。
関わりやすい友達や、先生を見つける。などの作業を学校と協力しながらやっていきましょう。

また、生活のリズムが崩れないように、特に低学年の間は、保護者のリズムが、しっかりしていたら崩れにくいので、夜寝て、朝起きて、朝、活動するというリズムは崩れないようにしましょう。
ゲームやテレビに夢中になることはないかもしれませんが、夕方は、友だちと遊べるなら、遊ぶことも大事なことかもしれませんね。

少しでも、人との関係をもつこと。
生活や活動のリズムをつけていくこと。
少しでも、環境に慣れていくことを慌てずにやれたらいいですね。

2020.01.20

子育てのイライラの対処法4

前回は、自分の基準を考えてみましょう、という話をしました。

今回は、そういうことでも、どうしようもない時は、一人で考え込まないようにしましょう。

人間がストレスを感じやすくなったり、マイナス思考になりやすいのは、脳の疲れです。
すなわち、睡眠不足です。でも、どうしてもそうなりますよね。
一週間のうち、一日でも祖父母や親せきにみてもらうというのもいいですが、それができたら、とっくにやってますよね。

睡眠の質をあげる方法は、昼寝をとることです。
うたたねではなくて、意図的に寝ます。
しかも短時間、10~15分位がいいそうです。
その昼寝前ににカフェインを飲むのがいいそうです。
カフェインは体に効果がでるのに、10分位かかるので、ちょうど、15分くらいの睡眠が体にいいそうです。
それ以上、寝ると返ってしんどくなるので、そこで、起きます。それくらいの方がリフレッシュできることがあります。
カフェインをとるのは、授乳中の方は難しいかもしれないですが、短時間の睡眠は、思った以上に、体がリフレッシュできます。

進学校でも、昼休みに昼寝の時間を作ったりしています。
昼寝というと、なんかサボってるみていですが、シエスタというと、なんか格好いいですね(やってることは同じですが)
積極的にシエスタを取り入れてみましょう。

あ、書き忘れてましたが、布団で寝たらだめですよ。
本当に寝てしまいますから、仮眠をとる感じでやってみてください。

2020.01.19

子育てのイライラの対処法3

前回は、イライラ=ストレスと考えてストレスの対処法について書きました。
ストレスは大きいかどうかでなくて、自分がコントロールできるかどうか、整理してみましょう。ストレスの総量をコントロールしましょう。という話をしました。

今回は、コントロールできないストレスです。
で、また理屈っぽい話になって申し訳ないですが、
イライラするのはなぜでしょう?
逆にイライラしないのはなぜでしょう?
イライラしない時ってお子さんは、どういうことをした時ですか?

色々あるかもしれませんが、周囲の目などもあるかもしれませんが、それはちょっと話が複雑になるので、そこは今回はおいといて、子どもにイライラしない時って「子どもだから仕方ない。」とか、「これくらいならいいか。」と思う時です。
つまり、自分の中にある基準で決めているのです。
(これも1歳未満のお子さんではまた話は違いますが、これもすみません。今回は除きます)
なので、イライラする=自分の決めた基準から外れるということになります。
そのために、まず、自分の基準をに直してみる。

本当にその基準は絶対に大事なことなのか、お子さんの年齢にふさわしいのか考えてみる。
または、言葉のやり取りができる年齢になると、どういう基準があるのかあらかじめ伝えておく。
伝える場合は、「人に迷惑にならないように」などという、抽象的な伝え方は伝わりません。
相手の視点に立って、考えるというのは、小さいころには難しいのです。
だから具体的に、「道路は端っこを歩く」などがいいでしょう。

自分の基準をまず見直してみませんか?
後、基準が、気分によって変わっていませんか?
今日は仕方ないか・・・みたいな感じに基準がずれると、お子さんも、どこまでしていいのか混乱してしまいます。
イライラしないようにするのではなくて、イライラする基準を見直してみる。
一つのヒントとして考えてみてください。

2020.01.19

イライラの対処法2

前回の子育てのイライラの対処法の続きです。
自身の気持ちの持ち方が大切だという、お話しを前回に書きましたが、それ以外の具体的な対処法について書きたいと思います。

その前にストレスについて少し説明させてください。
いわゆるストレス(専門的に説明すると長くなるので)というのは、小さいストレスは、自分が対応できて、大きなストレスは、誰かの助けがいる、と思いがちですが、それも間違いではないところもあるのですが、もう一つの側面として、自分がコントロールできるストレスは小さくても、大きくても貯まりにくく、自分がコントロールしにくいストレスは小さくても、大きくても貯まりやすいのです。

例えば、家族とテレビを見ていて見ていて、不快になる番組だとします。
自分がチャンネルを変えることができたら、ストレスではないですね。
あと、離れた場所にいくことができても同じです。
その場から、離れなくても、違うことに意識を集中して、気にならなければ大丈夫ですね。

でも、チャンネルを変えることができにくく、子どもがせがむから、いっしょに見ないといけなくなったり、仕事でずっと見ないといけないなどがあるとストレスは貯まりやすくなります。

こういう小さいストレスを上手くコントロールできるか、というのも生きやすさに影響していきます。
まずは、イライラ=ストレスと考えて、コントロールできそうなことはないか考えてみましょう。
この程度は、「自分ならなんとななる」というのは一つ一つは大丈夫でも、数としてたくさんあると、総量としては大変なことになります。

いわば、ストレスの家計簿ですね。
それをちょっと見直して、考えてみるのもいいかもしれません。
また、長くなりましたので、続きは、また次回に。

2020.01.18

子育てをしているとイライラしてしまいます。

毎日ずっとしっしょに生活していると大変ですね。
思い通りにならないことも多いと思います。

子ども中心の生活になり、そして、自分の時間がなくなり、余裕のない生活になりますね。
これは、ずっといっしょにいるお母さんじゃないと分からないイライラだと思います。

まず、考え方の提案なんですが、ずっとこの状態が続くわけがないということです。
特に小さい時の子どもの成長のスピードは早いです。
3ヶ月前と比べてください。
どうですか?

子育てに達成感を持ちにくいですが、一つは成長記録をつけてみて、たまに振り返ってみる、というのも一つの手かもしれません。

今は、気軽にデジカメで残せる時代です。
写真をとってみたりして、振り返るのはいいかもしれません。
ブログにあげる人もいますが、ブログにあげて励まされることもあれば、反対にストレスが増える場合もあるので気をつけましょう。

愚痴るのも大切ですね。
誰か安心して話せる人をみつけるのも大事かもしれません。
簡単にはいかないでしょうけど、100点の子育てはないと思えたら、少しは気持ちが楽になるといいですね。
ちょっと長くなったので、またの機会に続きを書けたらと思います。

2020.01.16

思春期の対応について

定型発達(いわゆる普通)のお子さんでも、思春期の対応は難しいものです。
喉元過ぎれば熱さ忘れるで、以前は、自分が通ってきた道でも、大人になったら忘れてたり、そんなことなかったと思うものです。しかも、思春期は人によって違うために、この年齢だからというよりは、その人によって思春期の年齢はまちまちです。

思春期の特徴は、色々あると思いますが、私が、面接などを通して感じる、
一番の大きな特徴は、まわり(特に身近な存在に)、無言の気を使わせることです。理由はわからないけど怒り出したり、こちらは、何もしてないのに、なんとなく、気圧されるような雰囲気があったり。また、以前は大人がなんとか上手く話せば対応できたのが、大人の意図を感じてしまうと、逆の方向をとってしまったりします。

私は、この状態を、箸が転んでも笑う世代ではなく、箸が転んでも怒る世代と読んでいます。
だからどうしたって感じですが・・・
ようするに大人が何をしても裏目にでてしまう時期だと思うのです。
これは、アスペルガーやADHDや知的な遅れのある、お子さんでも同様におきます。
この時に、よくあるような視覚支援とかしても効果はないと思います。

まずは、そっとしておいて様子をみること。
自分だけの一人の時間をつくってあげること。
手伝えることは手伝ってあげること。
雑談をしてあげること。
その中で、上から目線でなくて、大人に近い存在だと思って、同じ目線とまではいいませんが、斜め上くらいの目線で、伝えたいことを伝えたらどうでしょうか?

時期がくれば、ある程度おさまるものです。
そこで、無理にかかわろうとすれば、その時期が長びいてこじれることがあるので、周りの人に話を聞いてもらいながら対応するのがいいかもしれません。
大人が焦らず、ストレスをためこまないようにしましょう。

  


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