心理発達コラム
発達の診断の難しさ
お子さんの診断は、お医者さんが診断されることになりますが、診断は、お医者さんによって変わることがあります。
それは、そのお子さんの特性のどの部分を、お医者さんが、どの部分を意識されるかによって違うということもあります。
また、時代によって同じような状態を示している言葉でも、診断名が変わったりします。
さらに言えば、年齢が変われば、目に見えてくる症状が変化する場合があります。
ただ、一つ、どんな時にも共通していえるのは、今、お子さんが、どういうところに困っていて、どういう感覚でいるのか、どこまでが、がんばれそうで、どこまでが、援助がいるのか?
そんなことを、お子さんといっしょに考えられる関係を維持すること、そして、関わってくださる人たちと共有していくこと。
それらをいっしょに実践していくこと。
こういうことを繰り返していくことが大事になってくると思います。
診断名も大事ですが、それ以上に、本人の気持ちや、個性をどういう風に尊重しながら援助できるかを意識できたらいいですね。