心理発達コラム
発達障がいのチェックリストについて
自分のお子さんや、関わっているお子さんが、発達障がいかなと思った時に、簡単にできるチェックリストが様々あります。
それには、科学的根拠があるものから、そうでないものまで様々です。
まず、そのチェックリストが信用できるものか?
そういうことも気にしないといけません。
それから気をつけないといけないのは、行動面のチェックは、主観的なことが多いということです。
そうかもしれないと思ってチェックすると、たいてい、〇になってしまいます。
また、他のお子さんと比較したとしても、クラスの雰囲気や、周りの環境によっても違います。
チェックリストは、参考にしてもいいですが、決めつけないようにして診断名だけ先走らないようにしましょう。
大事なのは、そういう傾向があると思ったなら、そういう傾向のあるお子さんへの対応策を試してみることです。
それでスムーズに、お子さんと関わることができたら、それを意識すればいいだけです。
それでも、上手くいかなくて、お困りなら、近くの専門家に相談してみましょう。
相談する時は、診断名を決めつけずに、どういうところが困っているのか、具体的に事実を伝えることができると話がスムーズになると思います。
同じような行動でも、前後の状況で意味が違ってくることもあります。
不安なお気持ちは、わかりますが、焦らないように、よくお子さんのことを観察できればいいですね。