心理発達コラム
2021.10.21
不登校への基本的対応1
以前は、そっとしておけば、自らの力で立ち直っるので、登校刺激も与えずにおきましょうという考え方が主流でした。
確かに、現在も、そういう対応で、よくなるお子さんもいらっしゃいます。
しかし、刺激を与えずにいるというのは、親も教師も熱心であればあるほど、相当な努力がいりますし、
刺激を与えない=何もしない、という風に考えるてしまうと、ますまず、関わりにくくなってしまいます。
また、どの時期で不登校になるかによって時間の制限も加わるので、「いつか大人になりますよ」だけでは、難しいところがあります。
原因探しをしても、答がみつからなかったり、探し出した答が、周りの人にとって後悔だけが残ったりする場合もあります。
まず、できることは、原因を探しでもなく、「不登校は、こう対応する」といってマニュアル的なことすることでもなく、お子さんと何気ない会話や時間を過ごすこと、しつこくない程度に、いまどう思っているか、聞くいて、理解してあげること、その時に、上から目線ではなくて、大人は、どう思っているか、ちょっとだけ伝えてみること。など、今、できることは何か?
本人の状態に合わせて、周りの人といっしょに考えていくことが大切です。
保護者だけが、抱え込んだりせずに、周りといっしょに、お子さんが、無理なく動ける何かを探していくことができたらいいですね。